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映画リプリーを見たのでその感想です。
軽いノリで萌えられるわけではないですが801的に美味しい映画で、
さらに801萌え抜きでも個人的にはかなりオススメ出来る映画でした。
ただ人によっては結構な地雷映画でもあると思うので
wikiのあらすじで判断してから見た方がいいかもしれません。
(ラストまでざっくり書かれてるのでバレ嫌いな方は逆に回避推奨)

個人的にすごく好きなタイプの映画だったんですが
同時にしんどい映画でもあったので正直文章が冷静じゃないと思います。
そして原作&太陽がいっぱいは未見です。
そんな感じのワーッとした乱文でもOKな方は続きからどうぞ。


※以下、物語の核心に触れるネタバレを含みます↓

------

ガタカにやられた脳のままジュード・ロウ目当てで見た筈なのに
いつの間にかトム(主人公)の生き方に目を奪われてた、そんな映画でした。
いやほんとしんどかった…。なぜかトムに感情移入しまくっちゃったので
見ててずっとヒヤヒヤハラハラしてました、そして重かった……。
嘘が嘘を呼んで"引き返す"どころか"殺し以外の選択肢"すら無くなっていくトムの姿は
見ててこっちまで息苦しくなると同時に、人を殺して、傷つけて、嘘をつくって
こういう道を辿るってことだよなー、と妙に納得してしまう生々しさがありました。

あとちょっと衝撃だったのがFilmarks等で感想を見てると
「トム気持ち悪い、トムが怖い、トム頭おかしい」系の意見が多かったこと。
個人的にトムは、凄い平凡でちょっと変わった特技を持ってるだけの人間が
"人を惹きつける"という超強力な特技を持った人間(ディッキー)に
あてられてドンドンドツボに嵌っていったようにしか見えなかったので、
"気持ち悪い"や"怖い"と思うよりも、「程度は違えどこういう風に
引き返せなくなる事ってあるよな」っていう共感と同情の方が強かったです。
(でも確かにトムの愛は重すぎて若干引いたので怖いっていう気持ちもわかる)

そして何を言ってもこの映画最大の見所はやっぱラストだと思うんです。
あの「ああ、もう彼にはこの選択肢以外無いんだろうな」感、ほんと堪んない。
ピーターの首を絞めてた時トムは何回脳内で他の選択肢を探したんだろう
と思うとなんかもう「ウ、ウワー!ウワー!」って感じでした。
あのシーンは本当に、別の選択肢を"選ばない"んじゃなくて
"選べない"感じで、泣き声だけなのにトムの表情が見えるようだった。
ノベルゲーで言うとBADED確定しちゃって本来三つある筈の選択肢が
一つしか無い(またはロック掛かってて他の選択肢が選べない)みたいな。
あのシーンをはっきり映さず、なおかつあの後即エンドロールにしたのは
本当に英断だったと思う。あのEDは暫く忘れられないだろうなーと思います。

ジュード・ロウ目当てで借りて、トムに感情移入しつつも
ジュード・ロウが出る度に「やっぱこの人、気品がパないわ…」と思い、
最終的にピーターに全部持ってかれた、という(自分が)変な着地をした映画でした。
面白かったです。続編?のリプリーズゲームも見てみたい。


-わりとどうでもいいオマケ-
なんか聞き覚えのあるこの曲ってリプリーのだったんですねー↓


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